マンション特有?真ん中の部屋の採光とエアコン設置問題 | リノベーション会社の "kasa"。圧倒的なデザイン力、どこにも負けないおしゃれな空間作りに挑戦し続ける、本気リノベーション集団です。

マンション特有?真ん中の部屋の採光とエアコン設置問題

こんにちわ。

無垢とアイアンの空間を得意とするリノベーション会社kasaのMです。



マンションでのリノベーションの際によく見かけるのが、

中古マンションやヴィンテージマンションでよくある真ん中にある部屋!

こういった部屋は明かりが入らず、なおかつエアコンも設置ができない快適じゃない部屋になりがちです。


角の部屋で窓があればいいのですが大抵は窓もなく暗い部屋になります。

画像のような部屋がある場合はどのようにデメリットを解消するかをご紹介させて頂きます。



■明るさ対策

真ん中の部屋を残す場合は四方を壁で区切ってしまうとどうしても窓がない分照明をつけない限り真っ暗な部屋になってしまいます。


単純に寝室にしてしまって明かりは普段あまりつけないのであれば大丈夫かと思いますが、お子さまがいらっしゃると子ども部屋にすると真っ暗な部屋はかわいそうですよね。

kasaが良くさせて頂く対策は”室内窓”の設置になります。


【腰高に設置】


目線の高さに設置し解放感と明るさを部屋へ取り込むのも◎

ただしすりガラスにしたとしてもプライバシーへの配慮は難しくなってくるので、子ども部屋などの居室にはあまり向かないかもしれません。


設置される場合は洗面室や廊下等の共有スペースへの明かりを取り込むのが良いでしょう。


【天井付近へ設置】


腰高と違いプライバシーに配慮した上で室内窓を設置することができます。

この場合は真ん中の部屋に居室が来た場合でも明るさだけを取り込むことができ、間取りの関係上4.5畳などの狭い部屋には解放感をプラスすることができます。




狭い部屋でもこのように小さな室内窓があるだけで解放感がでるので、

明るさ対策だけではなく部屋が狭い場合もオススメになります。

また明るさや解放感だけではなく、部屋にデザインも追加されるのもアクセントとしてのメリットもあります。


夫婦の寝室にされる場合は思い切って大きな室内窓を設置し、お子さまが出来た場合はカーテンやブラインドを設置するのも良いでしょう!

ただし壁ではなく窓を設置することによりどうしても冷暖房効率が多少落ちる為設置をお考えの際は大きさや設置位置を考える必要性はありますのでご注意してください。



■エアコン対策


電気屋さんで真ん中の部屋がある場合によく説明されるのが

「この部屋にはエアコンは設置できません。」

という言葉です。


エアコンの施工される職人さんはこの一言で終われせてしまうケースが多く、モヤモヤされる方も多いでしょう。

そんなモヤモヤする説明ではなく詳しく言うと

・ベランダ等の室外への冷媒配管を通す経路がない

・ドレン(室内機の結露水)配管を流すところがない

の大きく分けてこの2つが大きな理由になります。

この後理由を詳しく書かせて頂きます。


・ベランダ等の室外への冷媒配管を通す経路がない

こちらはエアコンは必ず室内機と室外機があります。

室外機で外の空気にある熱をヒートポンプと言われる部品で集め、冷媒ガスを圧縮・膨張させることで、冷房や暖房を稼働させます。


その為室外機までこの冷媒配管を通さなければなりませんが、一般的にはエアコンの冷媒配管は15mまでにしないといけませんし、マンションの場合は梁や屋外につながる開口部分がなく配線が通せないケースがあります。


マンションでは構造体(外部の壁等)には勝手に穴をあけることができませんので、今空いている穴を利用するほかありません。

ヴィンテージマンションでは特に穴が小さくあけられているケースが多く、エアコン2本分の冷媒配管を1カ所で通すことができないです。


そうなるとその他の窓や開口部を探し配管を通す必要性があり物理的に難しいケースがあります。


・ドレン(室内機の結露水)配管を流すところがない

こちらも先ほどの冷媒配管と同じ理由になりますが、より条件が厳しくなります。

冷媒配管と違いポンプ機能がなく配管の中に水が通る為、勾配をつけなければなりません。

エアコンの室内機から屋外まで一度も上がることがなくずっと下降し続けなければなりませんので、多くのケースで不可能になることがあります。



以上の理由があり施工不能に陥りますので、リフォームやリノベーションの際は対策する必要性があります。


具体的な対策は

・先行配管をしておく

・エアコン取付位置を事前に確認し配管経路を確保する

になります。



・先行配管をしておく

先行配管とは先に壁の中に配管を通しておき、エアコン取付時の配管工事を省く方法です。

この場合はリフォームでは難しいケースがありリノベーションの際によく利用されることがあります。

冷媒配管の先行配管は簡単なのですが、やはりドレン配管は難しいケースも多く生活排水を流す共用配管につなげる事もありその場合は床下を通す必要性があります。



・エアコン取付位置を事前に確認し配管経路を確保する

こちらはリフォーム・リノベーションどちらでも可能で、

エアコン配管を通す外部の穴の位置を確認した上で設置場所を選定することで施工不能を回避します。

その際は玄関側(廊下)かベランダ側に配管するのも考えて経路を確保しましょう。どうしても配管はお部屋の中を通ってしまうと異質なものになりますのでご注意してください。


当然ご自身の付けたい位置につけれなかったり、効率の良い位置で施工できるわけではありませんので多少の弊害があるかもしれません。






以上いろいろと対応策を書かせて頂きましたが、リノベーションの場合は大きく間取りを変更できるのがメリットになりますので真ん中の部屋は別の活用方法や役割を変えるのがオススメになります。



■間取り変更による対応

具体的には画像のように

・真ん中部屋をファミリークロークとして利用

・エアコンの設置できる場所に居室や寝室を設置する。

になります。


真ん中の部屋は採光やエアコン設置等で問題が起こることが多いのでエアコンが必要にならないようにウォークインクローゼット、ファミリークロークやパントリーなどの収納の為に部屋にしたり、水回り(洗面・トイレ・浴室)にすることにより採光を考える必要性が少なく済みます。


理想を叶える為には物件選びも大事になりますが、

上記のような収納や水回りをうまく配置し問題を最小限に抑えての予算に合わせたリノベーションも可能でございます。


工事で対応できない部分は頭で工夫することにより解決できることもありますので、kasaのような一級建築士のいるリノベーション会社で相談し問題を解決してみましょう。




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