「リノベーションって気になってるけど、何から考えたらいいのか分からない…」
そんなお声をよく聞きます。
特に「フルリノベーション」は耳にする機会も増えた一方で、その中身をきちんと理解している方は案外少ないもの。
今回は、kasaが大切にしている“暮らしにフィットする家づくり”を実現できるマンションのフルリノベーションについて、メリットや注意点、できること・できないことを分かりやすくご紹介します。
「物件選びの選択肢を広げたい」「本当に自分たちらしい住まいをつくりたい」そんな方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
フルリノベーションって何?
フルリノベーションとは、住まいの内装や設備、配管までをすべて解体し、ゼロから住まいを再設計する家づくりのこと。
まっさらな状態から自分たちの価値観を反映した空間を創ることができるのが最大の特徴です。
kasaでも、既存のマンションをフルスケルトンの状態にしてから再構築するプランを多数手がけており、「今の暮らし方にフィットした住まいをつくりたい」というご相談を多くいただいています。
フルリノベーションのメリット
● 暮らしにぴったりな間取り・動線が叶う
家事導線や収納、ライフスタイルに合わせた間取りづくりが可能。
「リビングを広くしたい」「回遊性のある間取りにしたい」などの希望を柔軟に反映できます。
● 目に見えない“安心”も手に入る
給排水管や電気配線など、将来的なトラブルのもとになる部分も更新できるため、安心感が違います。
● 物件探しの選択肢が広がる
内装や間取りをすべて変える前提なので、築年数や間取りに縛られずに物件を選べるのも大きなメリット。
リフォーム済の物件よりも、あえて古いままの物件を購入し、リノベに予算をまわす選択もおすすめです。
フルリノベーションの注意点
● 工事期間と仮住まいの確保
工事は通常2〜3ヶ月、打合せから含めると半年〜かかることも。
その間、仮住まいや家具の保管場所が必要になり、家賃とローンの二重支払い期間が生まれるケースもあります。
● 近隣への配慮が必要
解体・工事に伴う騒音は避けられません。
kasaでは、近隣住戸への事前挨拶や工事内容の説明などを丁寧に行い、ご迷惑が最小限になるよう心がけています。
フルリノベーションで「できること」「できないこと」
● 間取りの変更
大きく変えることができますが、マンションの構造によって制限がある場合も。
たとえば「壁式構造」のマンションでは、壁自体が構造体になっているため、壊すことができない壁があります。
また、部分的に壊せない壁が混在する場合もあり、事前に構造をしっかり確認することが重要です。
● 水まわりの移動
キッチンや洗面などの移動は、排水管(PS=パイプスペース)の位置や勾配に左右されます。
トイレの排水方法(床排水/壁排水)によっても配置変更に制限が出ることがあります。
住みながらのフルリノベはできる?
結論から言うと、住みながらの工事はほぼ不可能です。
生活空間がすべて解体されるため、引越し・仮住まいの手配は必須です。
また、工事が一部完了しても部分的に住み始めることはできませんので、完了後のお引渡し日を基準にスケジュールを組みましょう。
事例から見る、個性あふれるフルリノベ
✏︎物件詳細(マンション)
☑︎工事期間・・・2ヶ月
☑︎プラン期間・・・2.5ヶ月
☑︎専有面積・・・62.4m²
☑︎築年数・・・46年(1979年)
☑︎エリア・・・大阪府大阪市
✏︎物件詳細(マンション)
☑︎工事期間・・・2.5ヶ月
☑︎プラン期間・・・2.5ヶ月
☑︎築年数・・・37年(1987年)
☑︎専有面積・・・86.38m²
☑︎エリア・・・奈良県生駒市
まとめ
フルリノベーションは、手間や時間がかかる分、自分たちにぴったりな住まいを叶えられる選択肢です。
構造や配管の制約などを理解しながら進めることで、後悔のない家づくりにつながります。
kasaでは、物件探しからリノベ設計、仮住まいの手配まで、一貫してサポート可能です。
気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談くださいね。